2011年10月6日木曜日

高尾山へ

快晴の澄み切った青空。
初秋の高尾山へ行ってきました。
頂上まで登るのは実に3年ぶりです。


9月21日(水)に関東を通過した大型台風15号の影響により
6号路は頂上近くで封鎖され、稲荷山コースへ合流するルートになっていました。
ずっと川沿いの道だったため、川を離れるのが名残惜しい...。

心地よい音を奏でながら、たえず動き続ける水。
地下深くからこんこんと湧き出てくる神秘。
小さなアメンボを眺めながら、
水際を掘って池を作ったり、石を眺めたり。

目を閉じて、水の音をきく。
目を開けて、水の音をみる。

ゆっくりゆっくり、
立ち止まって、脇にそれて、川で遊んで、植物を見て。

時間、って何だろう。
普段、「時間」を絶えず気にしていることを思う。
5分早いとか遅いとか。
いま時間がなくて、とか、少し時間あります、とか。
日は昇って、傾いて、地球は自転して。
夜、月を見て、おやすみを言って。

帰路。
だんだん暮れていく、
だんだん暗くなっていく様がとても幻想的で美しくて。
物語の途中のような。
この道はどこへ続いているんだろう。
胸の内側、心がうっとりしているのを感じる。
薄い暗闇に、ぼんやり光る道。
上弦の月、大きさは半分でも光量はとても強い。
生きていくのに、そんなに沢山の明かりは必要ないのかもしれない。
都会の明るさを思った。眩しい程の、光。光。

暗闇を見つめることは、私の思う「本当のこと」に近い。
暗闇を歩くことも、私の思う「本当のこと」に近い。
内側の自分がOKを出す。
沢山のことが矛盾して混乱していても、
少しずつ、「本当のこと」を増やしていきたい。

1 件のコメント:

  1. 納得して進む路は、暗闇でもおそれることがないと。
    一生のうちに迎える朝に、限りはあるけれど、それでも確かめて、確かめて。
    写真を眺めて、私も同じ道を歩いたようでした。
    突然ごめんなさい。ありがとう。

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